• 空き家問題の早期セルフマネジメント

解決策

売却できない原因を探る

家が売れない原因として考えられることは以下のとおり。

売出価格が高い

家が売れない原因の1つは、購入希望者と売却希望者の金額のギャップが大きいことです。査定価格が高すぎるかもしくは売出価格が高いということになります。複数の不動産会社の査定を受け、適正な売出価格とすることで解決につながるかもしれません。

物件自体に原因

・心理的瑕疵
過去に自殺現場となった物件や、事件、事故等が起こった物件。いわゆる事故物件となると買い手を探すことは非常に難しくなります。
・市街化調整区域内にある物件
市街化調整区域とは「市街化を抑制する」区域であり、建物を立てるために許可が必要なエリアです。市街化調整区域内の物件では、首都圏においても土地と建物の合計額で100万円~200万円台のような物件もあります。リノベーションやDIYがブームとなっている昨今、再建築ができないような物件となると価値が下がり中々売れない場合があります。

本来、物件自体に問題があれば、それは価格に反映されるべきです。物件の問題があったとしても、それに見合うほどの価格であれば売却につながります。

立地条件が悪い

立地条件が悪いと売れません。基本的に、購入希望者は生活しやすい場所を優先して家を探します。そのため、立地条件が悪い家は当然不利になります。とはいえ、自分で立地条件を改善することは不可能です。そのため、立地条件が悪い家を売却する際は、不動産会社と粘り強く交渉していくことが重要です。
  • この記事の筆者

    中電技術コンサルタント株式会社

    大迫 光希

    普段は、コンサルタントとして自治体の空き家対策を支援している。空き家以外にも、まちの防災計画に係る各種プランニングやワークショップ、公園などの設計・計画等に従事。 趣味はサッカー観戦。

    この記事は2022年12月27日に作成したものです。

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