• 空き家問題の早期セルフマネジメント

「空き家といろ」のコンセプト

「空き家といろ」とは?

「空き家といろ」とは、空き家予防推進プロジェクトのこと。このプロジェクトでは、空き家問題の解決に向けて、自宅や実家の早期セルフマネジメントをサポートします。空き家になる前にできる対策をお伝えし、住宅が空き家になることを未然に防ぐことを目指しています。

実は、一度空き家になってしまうと、売却も解体もできず、手遅れになってしまう場合があるのです。手遅れにならないためには、家の将来について考え、関係者同士で話し合うことがとても大切。「空き家といろ」を使うことで、話し合いのきっかけ作りになればいいなと思っています。

空き家問題の社会的背景

日本では、人口が減少に転じたものの、住宅の供給数は変わらず、各地で新築住宅が建てられ続けています。

核家族化により"家を継ぐ"という考え方が当たり前ではなくなった昨今、空き家の数は年々増加傾向にあり、今後もさらに増え続けると予想されています。

人が住まない家は急速に朽ちていき、様々な問題を引き起こします。壁が崩れ落ちたり、庭の草木が荒れ果てたり…。その問題は個人にとどまらず、隣家、あるいはまち全体の問題に発展しかねません。

現在、全国にある空き家のうち、5棟に1棟が腐朽・破損しているという状況にあります。

まちに空き家が増えると、「都市のスポンジ化」といって、まちがスカスカの状態になります。インフラの維持ができなくなり、まちの魅力や資産価値の低下につながります。

空き家問題の個人的問題

あなたの実家や祖父母の住まいはどうでしょうか?まだ空き家でない家も、そのうち空き家になるかもしれません。空き家にしないためには、誰かが住み続けるか、取り壊すしかありません。ご自身で相続し住み続ける、他人に売却する、取り壊し別の用途で活用する…様々な選択肢があります。

「その時が来たら考えればいいや」「兄弟に任せておけばいいや」と思っている方は要注意。思いもよらない問題が発生し、無駄なお金や時間が発生します。選択肢も狭まり、最悪の場合相続や売却などもできなくなるかも…

無駄なお金・時間の例

毎年約20万円もの維持費がかかります

  • 固定資産税

    都市計画税

    光熱水道費基本料金

    維持管理費

    火災保険 など

売却機会を逃すことで損します

  • 売却価値の低下

    譲渡所得の特別控除適用外

何年もの時間がかかることもあります

  • 相続で揉める

    権利関係が整理できていない

    家財の片付けができない

私たちが伝えたいこと

そうならないために、今のうちから自分でできることがたくさんあります。まずは、所有者が元気なうちから、引継ぎに向けて早めに準備することが大切です。問題を回避し、自分自身のためになるだけでなく、まちの魅力・価値の向上にもつながります。
早めの準備に向けた第一歩は、家の将来について考え、関係者同士で話し合うことです。「空き家といろ」は、空き家問題のセルフマネジメントをサポートし、空き家の発生を未然に防ぐことで魅力あるまちづくりを目指す、空き家予防推進プロジェクトです。
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