• 空き家問題の早期セルフマネジメント

解決策

仏壇の処分の方法

仏壇を処分する場合、一般的に以下のような流れで行います。

1.家族や親族に確認する

後々トラブルにならないよう処分する旨を家族や親戚などの関係者に説明し、同意を取ったうえで進めましょう。

2.処分方法を検討する

処分の方法としては、以下のようなものがあります。
仏壇の状態や処分の手間などを踏まえ、ご自身の状況に応じた処分方法を選択しましょう。
①仏具店に引き取ってもらう
②お寺に引き取ってもらう
③粗大ごみとして処分する
④リサイクルショップに買い取ってもらう
⑤民間の不用品回収業者に依頼する

3.閉眼供養(魂抜き)を行う

仏壇は処分しても、故人の魂の宿るご本尊や位牌を手元に残される方が多いですが、やむを得ず処分する場合は、閉眼供養(魂を抜き取る儀式)を行いましょう。まずは、菩提寺(普段からお付き合いのあるお寺)や、同じ宗派で閉眼供養を受け付けているお寺があれば、連絡してみましょう。

4.仏壇の供養(処分)を行う

2で検討した処分方法で実際に処分を進めましょう。

費用の相場

処分費用の相場は、1万~10万円程度、閉眼供養の相場は3万~10万円程度です。
金額の相場は地域や宗派によっても異なります。相談時に事前に費用を確認したり、業者に依頼する場合は事前に見積をとるなどして検討の材料としましょう。

注意すること

仏壇には、引出しなどの収納スペースが多数ついているものもあります。通帳や印鑑などの貴重品を収納されている場合もありますので、処分する前にはすべての収納スペースを開き多く忘れ物がないか確認しましょう。
  • この記事の筆者

    中電技術コンサルタント株式会社

    織田 恭平

    技術⼠(建設部門)

    普段は、コンサルタントとして自治体の空き家対策を支援している。空き家以外にも、都市計画・まちづくりに係る各種プランニングや、地⽅創⽣関連事業の企画・運営等に従事。 趣味はサイクリング。

    この記事は2023年2月8日に作成したものです。

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