解決策
仏壇を処分せずに済む方法
仏壇を処分はしたくないものの、引っ越しや売却等やむを得ない事情がある場合、仏壇をそのまま移動(引っ越し)させるという方法があります。
仏壇の移動の一般的な方法は以下の通りです。
仏壇の移動の一般的な方法は以下の通りです。
1.閉眼供養(魂抜き)を行う
仏壇は基本的には移動させない方がいいといわれていますが、やむを得ず仏壇を移動する場合は、魂が宿らない状態にした上で移動させる必要があります。処分の際と同様、まず閉眼供養(魂を抜き取る儀式)を行いましょう。菩提寺(普段からお付き合いのあるお寺)や、同じ宗派で閉眼供養を受け付けているお寺があれば、連絡してみましょう。
2.仏壇を移動する
元の家から新しい家に仏壇を移動させましょう。自分で移動させることもできますが、繊細で壊れやすいため、引っ越し業者や仏具店に依頼する方法もあります。
3.開眼供養(魂入れ)を行う
仏壇の移動、仏具の備え付けが完了したら、移動先の家に僧侶を招き、開眼供養の儀式を依頼しましょう。
仏壇の買い替え
仏壇が大きくて新しい住居に入らない場合、古い仏壇から、コンパクトで新しい仏壇に魂を移し替えることも可能です。「ミニ仏壇」「コンパクト仏壇」などで検索してみましょう。オシャレなデザインのものが多く、新しい家の雰囲気になじむようなものが見つかるかもしれません。
注意すること
閉眼供養などの儀式を行わなくても法的な罰則はありませんが、引っ越しを依頼する場合、業者によっては閉眼供養されていないことを嫌う方もいらっしゃいますので、正式な手順を踏むことをお勧めします。
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この記事の筆者
中電技術コンサルタント株式会社
織田 恭平
技術⼠(建設部門)
普段は、コンサルタントとして自治体の空き家対策を支援している。空き家以外にも、都市計画・まちづくりに係る各種プランニングや、地⽅創⽣関連事業の企画・運営等に従事。 趣味はサイクリング。
この記事は2023年2月8日に作成したものです。
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