解決策
家の”中”の適切な管理の方法
悪臭の応急処置
悪臭対策としては、通水や換気といった適切な管理が原則ですが、遠方に住んでおりなかなか実家に帰ることができない場合は、まずは下記のような応急処置を行いましょう。
○排水口に封をする
排水口から悪臭が発生する原因は、水が溜まる封水トラップの水がなくなり、下水管からの臭いが逆流すること。キッチンや風呂、洗面台、トイレなど、下水につながる排水口に、ラップなどを貼り封をしておきましょう。
○封水切れ対応製品を使う
封水蒸発防止剤や、防臭キャップなど、市販の製品を利用してもよいでしょう。また、排水管そのものを取り替えるという方法もあります。
○換気口を開いておく
窓や壁に、換気のために開けられた通気口がある家については、常に開放しておくことで換気を行うこともできます。
○排水口に封をする
排水口から悪臭が発生する原因は、水が溜まる封水トラップの水がなくなり、下水管からの臭いが逆流すること。キッチンや風呂、洗面台、トイレなど、下水につながる排水口に、ラップなどを貼り封をしておきましょう。
○封水切れ対応製品を使う
封水蒸発防止剤や、防臭キャップなど、市販の製品を利用してもよいでしょう。また、排水管そのものを取り替えるという方法もあります。
○換気口を開いておく
窓や壁に、換気のために開けられた通気口がある家については、常に開放しておくことで換気を行うこともできます。
管理の流れ
近くにお住いの場合や、年に数回実家に行くことがある場合は、まずはご自身で適切な管理を行いましょう。家の中の一般的な管理の流れは以下の通りです。
1.チェックリストを作成する
次の「チェックポイント」を参考に、確認すべき事項を整理しましょう。
2.道具を準備する
軍手やスリッパ、ゴミ袋、洗剤など、掃除するための道具を準備しましょう。電気を止めている場合は、ホウキや塵取り、あるいは充電式の掃除機のほか、懐中電灯なども準備しましょう。
3.換気をする
まずは家中の窓、タンスや戸棚などの扉を開け、換気を行いましょう。
4.室内をチェックする
チェックリストに沿って、目視や実際に触ってみて問題ないか確認しましょう。
5.掃除をする
ホウキや掃除機、ぞうきんなどを使って、溜まったほこりを掃除しましょう。
6.通水をする
水道が使用可能な場合は通水しましょう(2~3分程度)。
1.チェックリストを作成する
次の「チェックポイント」を参考に、確認すべき事項を整理しましょう。
2.道具を準備する
軍手やスリッパ、ゴミ袋、洗剤など、掃除するための道具を準備しましょう。電気を止めている場合は、ホウキや塵取り、あるいは充電式の掃除機のほか、懐中電灯なども準備しましょう。
3.換気をする
まずは家中の窓、タンスや戸棚などの扉を開け、換気を行いましょう。
4.室内をチェックする
チェックリストに沿って、目視や実際に触ってみて問題ないか確認しましょう。
5.掃除をする
ホウキや掃除機、ぞうきんなどを使って、溜まったほこりを掃除しましょう。
6.通水をする
水道が使用可能な場合は通水しましょう(2~3分程度)。
内部のチェックポイント
・窓、扉
開閉の不具合やガラス等の破損はないか
・水回り
封水トラップに水が溜まっているか、サビや水漏れはないか
・天井、壁、床
雨漏りの跡(シミなど)がないか、接合部にスキマがないか、カビが発生していないか
・屋根裏、床下
獣害等のすみかになっていないか
開閉の不具合やガラス等の破損はないか
・水回り
封水トラップに水が溜まっているか、サビや水漏れはないか
・天井、壁、床
雨漏りの跡(シミなど)がないか、接合部にスキマがないか、カビが発生していないか
・屋根裏、床下
獣害等のすみかになっていないか
管理の手段
遠方に住んでおりなかなか実家に帰ることができない方は、空き家管理を専門とする事業者やシルバー人材センターなどに依頼するという方法もあります。「○○市 空き家 管理」などのキーワードで検索してみましょう。管理の内容や頻度によって金額が異なるため、ご自身の状況に応じた適切な管理方法を選択しましょう。
ご近所の方とのコミュニケーションを大切に
管理のために実家に戻った際には、ご近所の方に挨拶をするなど、できるだけ密接なコミュニケーションを心掛けましょう。たとえいくら適切に管理されていたとしても、空き家に対して不快感を持っている可能性があります。場合によっては危害を加えることがあるかもしれません。
一方で、連絡先を知らせておくことで、何かあった際に連絡をいただくことができるということもあります。良好な関係を維持しておきましょう。
一方で、連絡先を知らせておくことで、何かあった際に連絡をいただくことができるということもあります。良好な関係を維持しておきましょう。
家を手放すことも視野に
適切に管理し続けたとしても、長い年月が経つと劣化は避けられないもの。また、所有し続けることでかかるコストも計り知れません。管理に係る修繕費や交通費、税金、水道光熱費の基本料金など、一般的には年間20万円程度かかるといわれています。
今後、住む予定がないのであれば、早い段階から売却・賃貸などに進むことも検討しましょう。建物が劣化することで、それすらもできなくなってしまいます。
今後、住む予定がないのであれば、早い段階から売却・賃貸などに進むことも検討しましょう。建物が劣化することで、それすらもできなくなってしまいます。
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この記事の筆者
中電技術コンサルタント株式会社
織田 恭平
技術⼠(建設部門)
普段は、建設コンサルタントとして自治体の空き家対策を支援している。空き家以外にも、都市計画・まちづくりに係る各種プランニングや、地⽅創⽣関連事業の企画・運営等に従事。 趣味はサイクリング。
この記事は2022年12月27日に作成したものです。
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